沖縄【GTスペシャル】(2010/06/14〜)

今年初のGTスペシャルをおこないました!

それも今年スタートしたばかりの”フィッシングサービス

「マンブー」の”ブルードラゴン”にておこないました!!

今回の遠征釣行から私のラッキーアイテムが加わった!
それはこの”手作りミサンガ!”

実はこのミサンガは私にオカッパリでのシーバスバチパターン

教えてくれた”田渕幹夫”さんの小学生の娘さん”聖ちゃん”が

海外などでの遠征の安全とビックフィッシュをキャッチ出来るように
気持ちを込めて作ってくれた大変ありがたいアイテムなのである!!

今回の沖縄!なんだかイケそうな気がする~~!

しかし、3週間まえの極真空手の稽古で現役バリバリの

高校3年生の黒帯の先輩とガチガチの組手をして、

ポッキリと左のアバラ骨折られてしまった私。。。

ちなみに私はただ今極真3級。。。中途半端!!

ここにブラジャーぁフィッシャーマンの誕生なのだ!!
この後ブラジャーはTシャツの中に

隠されてしまうのであった。。


アバラ痛い。。。

インチクしていたキャプテン前田っちが掛けた。

ゴマモンガラでした。

沖縄ではシマノのインチクが良く釣れるらしい!

我々はキャスト&キャスト。

しかし、いつもの事ながら昼を過ぎても全く
ロウニンアジは出ない。。。

やっぱし厳しいのである。。

久しぶりにベンツー白井氏と釣り出来るのが

たまらなく嬉しい!!

私が70mほどキャストしたGカップの

アクション目、突然”奴”は出た!

 

隙を見つけフッキングに成功するも、とんでもない
”パワー”で魚強(ロウニンアジ)が走り出した。

めっちゃ引く。だいぶんデカそうである!

キャプテン前田氏にフォローしてもらいながら
ガチンコファイトする。

明らかにデカイ!ランディング時、成功率を高めるためと、
船内に魚強(ロウニンアジ)を引き入れる苦労を考え、
先手を打つ為に船尾に移動して闘うことにした。

些細なミスが許される状況だはない!!

ポジションも決まって気合を入れなおし
ファイトする!!

テスト中のロッド”HⅡ-Bロケット”がええ感じで曲がり、
巨大な魚強(ロウニンアジ)を徐々にリフトしている。

しかし巨大な魚強(ロウニンアジ)は未だ尚強く、
目ぇ一杯リフトしても5cmほどしかリールに

ラインを巻く事が出来ず、
次の瞬間には7cmほどラインを出される闘いが続いた。

やがて5cm巻きとったラインがだされるのが6cmになり、

5cmになる。

そして4cmになり、3cmになってきた時、

ハッキリと魚強(ロウニンアジ)の姿を目視出来るようになった時、

その圧倒的な存在感の魚強ロウニンアジ)との

距離がなかなかつまらない事の焦りが私の思考を支配する。

ありったけの私の技術を、パワーを、気持ちを、いやホンマ

全てをぶつけて魚強(ロウニンアジ)と闘っているのに、
魚強(ロウニンアジ)は尚さら強く、私の心を折ろうと
水中に”ピタリ”と張り付いている様であった。

ホンマ心は折れてしまうギリギリの所まで追い込まれてしまい、

「誰か手伝って」と言う一言は何度も口から

はみ出てしまいそうになっていた。

 

”ビッグフィッシュハンター大久保幸三”のプライドが
ホンマ紙一重の所で最後の一言を発するのを止まらせ、
”火事場のクソ力”以上に私の中に潜在している”パワー”

を引き出し、魚強(ロウニンアジ)と闘う事が出来た!

やがて巨大な魚強(ロウニンアジ)をゆっくりとゆっくりと
水面に引き吊りあげる事が出来た。

それにしても何と言う体型の魚強(ロウニンアジ)なんだ!!!!!


今まで何万という個体のロウニンアジを見てきたがこんな太さのロウニンアジ
は想像の中にも存在がない、考えられない魚体のロウニンアジなのである。

何度も”違う魚なのでは??”と確認してしまうほどにいびつな肥り方をした
ロウニンアジなのであった。

 

永遠に続くかとも思われた闘いが終焉に近づいてきているのだが、
巨大魚を釣りあげるのに一番難しいのがここからの”ランディング”
つまり取り込みなのである。


ここで”ヘマ”するわけにはいかない!!
船上は全員とんでもないプレッシャーを感じていた。

キャプテン前田氏が慎重にランディングネットで

魚強(ロウニンアジをすくうも魚強(ロウニンアジ)が

あまりにも巨大な為ぜんぜんネットに
納まりきらない。。

 

そこですぐさまカツオ君がはみ出した尾びれをつかみ取ってくれた。

しかし巨大な魚強(ロウニンアジ)が余りにも重く、

2人ではビクともしない。。

すぐさま白井氏も尾びれ付近をつかみ、私もネットの枠をつかみ、
4人でその巨大魚強(ロウニンアジ)を”ブルードラゴン”の中に引き入れた!

それにしてもとんでもない重さである!!

凄い厚みの魚強(ロウニンアジ)。

ヒットルアーはハンマーヘッドのフォーブ(泡舞)Gカップ、

リアルシイラカラー。その分厚く、強靭な唇の閂にはデコイの

GTスペシャルフック8/0がガッツリと刺さっていた!!!

喜びのあまり思わずキャプテン前田氏と抱き合ってしまった!

キャプテン前田氏の笑顔は私が知る限り
”一番のええ笑顔”なのである!!!

20余りの付き合いで初めての出来事ではあるが、
別に新しい世界に目覚めたわけではありません。。。

巨大な魚強(ロウニンアジ)を改めて見つめる私を
見るキャプテン前田氏の笑顔は私が知る限り
”一番のええ笑顔”なのである!!!

キッチリとウエイトを量る為に

巨大な魚強(ロウニンアジ)を
アルミの板に載せる。

安定させるためである。

そして慎重にウエイトを確認する。

もちろんアルミ板の重さはあらかじめ引いてある。
いつもと同じ作業なのだ!

キャプテン前田氏が確認する。

”70kg”は少し超えている!!!
確認の為もう一度量りなおす。

やはり”70kg”!!!


キャプテン前田氏声がいつもよりうわずっているのに大きい!!
海に木霊するようだ!!


私にも体験した事もない感情があふれてくる!!!

魚強(ロウニンアジ)に感謝!

ホースでエラに海水を通し、

バケツでもガンガン海水をかける。

 そして長さを量る。150cm!

 

私の経験の中では150cmの魚強(ロウニンアジ)は

大体50kg前後の重さであり、
痩せてる個体は45kgぐらいの時もある。

キャプテン前田氏は沖縄では150cmあると60kgぐらい

あるのこといが多いと言う。

おそらくこれは平均して30~40台の魚強(ロウニンアジ)が多い沖縄の海で

デカくなる個体は特別で、強く、より”重く”なるのではないか!?

あくまでも仮定の話なのだが、それしても今回のこの魚強(ロウニンアジ)は

更に出鱈目に”重い”のである!!!

凄いのである!!!

さて!記念撮影!!

重っ!!

どうですか!!!
これが70kgの魚強(ロウニンアジなのだ!!!

 

当然嬉しかったのでもう1枚パチリ。

更に嬉しかったのでもう1枚パチリ。

タックル開発の日々、身体を、精神を鍛えまくっていた日々、
そして想いどうりの釣りが出来なかった長き日々、
ノーバイトで家路についた日々。。。。


この瞬間全てが報われたのである!!

私は世界一幸せ者なのです!!

キャプテン前田氏と力を合わせて持ちあげ・・・

リリース・・・

・・・浮かんでしまった・・・

浮かんでしまったこの70kgの

魚強(ロウニンアジ)を
どうしても元気な状態で沖縄の海に帰したく、

40分ほど船で魚強(ロウニンアジ)を

引っぱって新鮮な海水を

魚強(ロウニンアジの口に送り続けていたが、

本当に残念ながら回復せず

リリースする事が出来ませんでした。。。。。。

あらためて巨大な魚強(ロウニンアジ)を

リリースする事の難しさを
痛感することになりました。。。

本当に、本当に残念なりません。。

それでもリリースする事を諦めきれずに、

皆で順番でリリースギャフを支え続けましたが、

リリースできませんでした。。。

そこで、もう一度船に引き上げ、

撮影することにしました。

最初のランディング時から泣いてしまっているカツオ君。

同じ方向を向いて、同じ気持ちで、

より巨大な魚強(ロウニンアジ)を追い求め続けて、

共に成功を喜びあえる仲間を身近に得る事が出来た私は、
本当に幸せ者です!!

再び船上に引き上げた70kgの魚強(ロウニンアジ)と

あらためて撮影を再開する。

正直、もう一度70kgの魚強(ロウニンアジ
と触れ合う事が出来て、撮影出来る事に

嬉しい気持ちも一杯ある。

しかしこれからもあくまで魚強(ロウニンアジ)のリリース
にこだわって行きたい!

巨大な魚強(ロウニンアジ)のリリースは

最大の課題だと言える。

開き直って笑顔で撮影再開!

皆で協力してもらい魚強(ロウニンアジ)を抱っこする。

一度目の撮影で魚強(ロウニンアジ)の

頭側を抱っこして、
かなり膝の筋肉の筋にダメージを

作ってしまったので、
今度はキャプテン前田氏に頭側を

抱っこしてもらうことにした。

あらためてパチリ。

キャプテン前田氏も筋肉の筋が”プチプチ”言うて、
切れていくのを体験してもらいました!

当然嬉しかったのでもう1枚パチリ。

キャプテン前田氏と一緒にロッドをくわえて、
”KOZスタイル”でパチリしました!

下半身も見て下さい!

シッポの太さも半端ない!

あらためて握手、握手!

感動?のあまり涙がこぼれたキャプテン前田氏。

「魚見て泣いたのは初めてだよ!」

寝れない夜の数だけ悩み続けて、模索し続けてきた10数年間。
ただ巨大魚強(ロウニンアジ)を追い求めあがいた日々が
男の”涙”に集約されていた。

止まりません!!

ホンマありがとう!!

でもこれからが本番やで!!!!

またもう一度握手!

なんですか!この魚体は!!!

ゆっくりと70kgの魚強(ロウニンアジ)を見下ろす

キャプテン前田氏。

もう船上は言葉は必要なかった!
皆の気持ちは一つに繋がっていた!!

これが70kgの魚強(ロウニンアジ)の牙!

ヒットルアーのフォーブ(泡舞)Gカップリアルシイラカラーと使用タックル。

これが使用タックル。

どれもメーカーの開発の皆さまに本気で協力して頂き、
巨大魚強(ロウニンアジ)を釣りあげる為に作り上げた
最強バランスタックルである!

まだ見ぬ私の追い求めるサイズの魚強(ロウニンアジ)を釣りあげる
準備は万全になれたようである!!

夢屋のパワードラグスプールに200m満タンに巻いた
バリバスGTマックスパワー12号レッドは考えられない

ほどギュウギュウに食い込んでいた!!

70kgの魚強(ロウニンアジ)との闘いは

ホンマハードでした。

余談ですが、70kgの魚強(ロウニンアジ)を釣りあげて
1時間後ぐらいにコンビニのおにぎりを食べたのですが、
歯が歯茎から浮いてしまっていて、おにぎりを噛む事が

出来なくて、ノリはゴミ箱に捨てて、

ご飯の部分だけ噛まずに飲み込みました。

魚強(ロウニンアジ)を釣りあげたい一心で、知らない間に
完全に限界を軽く超えてしまっていたみたいです。

1日目使用タックル

ロッド スミス  WRC-HⅡBロケット(プロト)
リール シマノ 08ステラ SW18000H+夢屋パワードラグスプール
ライン モーリス アバニ GTマックスパワー 12号170Lb(レッド)
リーダー モーリス ナイロンリーダー 170Lb+300Lb
連結 ヨーズリ 4号ダブルスリーブ
ルアー ハンマーヘッド フォーブ(泡舞) Gカップ
スプリットリング カツイチ ヘビークラス #11(300Lb)
ハリ デコイ GTスペシャルフック 8/0
偏光グラス ZEALシオンフレーム+TALEXエアリーグリーンレンズ